肩甲骨はがしは存在しない?サイエンスから読み解くその理由とは。

肩甲骨はがし
目次

◉肩甲骨はがしは存在しない?サイエンスから読み解くその理由とは。

本日は肩甲骨はがしについてサイエンスの視点からお話ししていきます。

◉肩甲骨はがしって何?

2つの説明を聞きます。

1.肩甲骨周りの筋肉をほぐす。

2.肩甲骨周りの筋膜をリリースする。

まずは筋肉について考えてみましょう。

◉肩甲骨周りの筋肉への強いマッサージは逆効果。

肩甲骨周囲には、僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋など色々な筋肉がついています。

その筋肉によって肩甲骨は動くので、筋肉の緊張を減らすということには問題はありません。

しかし、それだと普通のマッサージと変わらず、肩甲骨はがしというネーミングの意味が見当たりません。

また、筋肉をほぐすという理由で強いマッサージを行うと、皮神経や血管、皮膚やひどいと筋肉が損傷してしまい、揉み返しが起こります。

逆にコリはひどくなり余計に肩甲骨の動きは固まってしまい、肩こりが悪化します。

◉筋膜をはがす/筋膜リリースは無理。

筋膜は靭帯と同じような結合組織です。

この硬い組織は整体などでリリース/剥がすことはできません。

もし強い力でできたとしても損傷ですので、余計に炎症してしまい痛みも増えます。

それによって、身体を守るために筋肉は硬くなるのでコリも増えてしまいます。

つまり、筋膜リリースはできないし、やる必要もないということなのです。

◉肩甲骨周囲には沢山の神経がある。

腋窩神経と肩甲上神経

実は肩甲骨周りには沢山の神経があります。

筋肉を動かす運動神経はすべての筋肉にあり、その神経に問題が起こると鈍痛や動かしにくさという症状があらわれます。

また、皮膚には皮神経があり、感覚や痛みの変化の原因となります。

◉優しく末梢神経にアプローチする。

DNMアプローチ

ですので、肩甲骨周りの神経に対して、優しく循環を促してあげれば良いということになります。

神経には血管があり、血流があります。神経が炎症したり、不要な物質が浮腫により溜まってしまうと、痛みを感じます。

結果的に神経を守るために筋肉は硬くなり、コリを生み出してしまうのです。

肩甲骨をはがしたかのように動かしやすくしたいのなら、優しく末梢神経にアプローチすれば良いのです。

QAO(かお)コース
ONAQA(お腹)コース
TEUDE(手腕)コース
SoQutei(足底)コース
Ushiro(後ろ)コース
肩甲骨はがし

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次