肩こりの原因になる神経?肩甲上神経について。

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◉肩こりの原因になる神経。肩甲上神経について。

今日は、肩こりの原因になる神経についてお話ししていきます。

◉肩甲上神経について

肩甲上神経(けんこうじょう)は、首から伸びてきて、肩甲骨にある筋肉や、肩関節の感覚を支配する神経です。

上の図で言うと、緑色で肩甲骨に伸びているのが肩甲上神経です。

◉重い荷物を肩にかけると神経が圧迫される。

肩にカバン。

女性に多いですが、重いトートバッグなどを肩にかけていると、神経が圧迫されて、肩こりや首コリの症状が現れてしまいます。

できれば肩にかけずに手で持つと神経への負担は減ります。

◉頭上で手を使うと悪化する。

オーバーヘッドと言いますが、頭上に手を挙げて何か作業などをすると肩甲上神経に負担がかかり、症状が悪化します。

例えば、野球、水泳、テニスなどのスポーツや、頭上で作業するような大工さんは影響を受けやすいと言われています。

◉筋肉ではなく神経を大切に。

肩こりというとすぐに僧帽筋などの筋肉や筋膜が原因といわれてしまいますが、大切なのは神経です。

神経への持続的な圧迫やテンションが肩こりや首コリの原因です。

結果的に神経を守るために筋肉は硬くなり、コリとなってしまうのです。

◉50肩でもこの神経領域に痛みが出る。

50肩のクライアント様にもこの神経の領域に触れると痛みを感じる方が多いです。

なぜならこの神経には感覚神経もあるからです。

◉肩甲上神経は運動だけではなく感覚も司っている。

この肩甲上神経は、運動神経(筋肉に伸びている)と言われていますが、論文を調べると肩の関節の感覚の最大70%も支配していると言われています。

つまり、肩甲上神経が炎症したり負荷がかかると、肩甲骨が動かしにくくなり、さらに肩の奥の方にも違和感や痛みが出る可能性があるのです。

症状的には50肩でお悩みの方の症状と似たものが現れます。

ですので、肩こり、首こり、50肩でお悩みの方にはマストでみるべき末梢神経の一つが肩甲上神経ということになります。

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