神経痛とは?
神経が刺激を受けた状態で生じる症状です。
痛みや痺れ、動きにくい、力を入れにくい、感覚が鈍い、逆に敏感、ぎゅーとかビリビリとかピリピリといった感じが伴うこともあります。
4つの刺激があります。
①圧迫
②絞扼(締め付けられる)
③持続的なテンション
④摩擦(同じ動きが多すぎて擦れる)
全身には末梢神経・皮神経が72kmも伸びています。
それがあらゆる場所で4つの刺激を受ける可能性があります。
日常動作で言えば、同じ姿勢をとり続ける、反復的な動きが多すぎる、逆に動かなすぎるなどで、刺激が加わり続けると、神経自体が炎症して、神経痛になります。
脊柱のヘルニアや狭窄症が有名ですが、最新のペインサイエンスからそれら=痛みとは限らないというのが答えです。
ヘルニアで痛みがない人もいれば、狭窄症で痺れがない人もいます。
なので、手術をしてもよくならない人が多いのが納得できますね。
なぜそうなってしまうかというと、画像だけで判断してしまう先生が多いからです。
全身にある末梢神経や皮神経の問題は視野に入っていないというのが現状です。
末梢神経の問題は損傷などがなければ調べないのです。
ですので、坐骨神経痛、肋間神経痛、原因不明の顔面神経痛などは、皮神経や末梢神経に詳しいセラピストにアドバイスをもらう必要があります。