フォームローラーで筋膜リリースをしてはいけない3つの理由とは?

フォームローラー
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◉フォームローラーで筋膜リリースをしてはいけない3つの理由とは?

本日は、フォームローラーで筋膜リリースをしてはいけない理由についてお話しします。

そもそもフォームローラーとはページ上部の写真のような棒状のもので、フィットネスやトレーニングで使われる道具です。

これを太ももの外側などに当てて、体重をのせて、「グリグリやって筋膜リリースしてるんです。」という方が多いですが、しかし?、、、。

◉理由その① そもそも筋膜はリリースできない。

筋膜とは全身の様々な部位にある結合組織です。

そもそも筋膜の歪みという概念は科学的根拠がありませんし、筋膜が外傷や術後以外で癒着し、痛みに寄与するという明確な論文もありません。

そして、筋膜をリリース(解放)するということは、剥がすということですが、それは人の手の力ではできません。

そして、ものすごい強い力で仮に行えたとしても、損傷/ケガであり、痛みも生じますし炎症してしまいます。

つまり、そもそも筋膜リリースという言葉自体、サイエンスからみてナンセンスなんです。

◉理由その② 皮神経を押しつぶしてしまう。

外側大腿皮神経

太ももの外側には硬い靭帯があります。その表面の皮膚には外側大腿皮神経という皮膚の神経があります。

上の図でいうと黄色い線が皮神経です。

つまり、硬い骨や靭帯と、フォームローラーでゴリゴリ押しつぶされるのは、この外側大腿皮神経なのです。

◉理由その③ そのせいで太ももの外側が痛くなる。

全体重を乗せながら皮神経を押しつぶせば、痛みを生じます。

セラピストの何人かの知人からも聞きますが、フォームローラーをやり過ぎて、太ももの外側を痛める人は多いです。

◉まとめ

フォームローラーを使って、筋膜をリリースしていると思っていても、実際には皮神経に強い刺激を与えているというのが現実で起こっていることなのです。

もし、太ももの外側に違和感があり、セルフケアで軽くしたいと考えるのであれば、手で優しく軽く皮膚を動かす程度で十分です。

強くやれば皮神経が炎症してしまい、痛みが悪化してしまいます。

くれぐれもフォームローラーで筋膜リリースをしようとは思わないでくださいね。

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