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◉脚・足のしびれの原因になる神経?総腓骨神経について。
今日は、脚の外側や足の甲側に痛みやしびれが現れる総腓骨神経についてお話しします。
◉総腓骨神経ってなに?
上の図の緑色の線が総腓骨神経(そうひこつしんけい)です。
膝から下の前の外側や、足の背面に痛みや痺れなどの不快感を感じる場合に、原因となる神経です。
この神経は枝分かれして、浅腓骨神経(せんひこつしんけい)と深腓骨神経(しんひこつしんけい)になります。
浅腓骨神経の方は、足背から足指の背面へと伸びていきます。
深腓骨神経は、親指と人差し指の間に伸びていきます。
◉正座やハイヒールで神経に負担がかかる。
足を底屈(立ってるときにかかとだけ浮かすような動作)すると、テンションがかかって神経の血流が減ってしまいます。
例えばハイヒール、そして茶道な土をやってらっしゃる方に多い正座です。
逆に足首を反らす動作が多すぎても筋肉が緊張して、神経への血流が減ってしまいます。例えば、長時間の立ち仕事、長時間歩く、走るなど。
日常の動作や持続的な姿勢は末梢神経に影響を与えるということに、気をつけておくと良いですね。
◉この神経への施術について。
スネの外側は筋肉の奥を通っていますが、足首の甲では皮神経にもなる神経です。
スネの外側にはDNMバルーンアプローチという皮膚系の方法を行います。
足首の甲にはDNMスキンストレッチを行います。
どちらにしても、敏感になった神経の血流循環を優しく促してあげます。
実際、背骨の問題だと言われていたスネの外側にしひれがあるクライアント様が、ここの皮神経アプローチで改善したこともあります。