末梢神経とは?
末梢神経(まっしょうしんけい)とは、身体の末端(末梢)までいく神経のことです。
この末梢神経は、合計すると72kmもの長さで全身へ伸びていきます。
その間、硬い組織や狭い場所である筋肉、筋膜、骨、硬い線維などを通過しながら皮膚などに向かっていきます。
そういった色々な場所で「負荷」を受けやすいのが末梢神経です。
末梢神経と血流
あまり知られていませんが、この末梢神経は束になり、血管とともに全身へと向かいます。
さらに、神経の内部にも血管が有ります。つまり、末梢神経には血流があり、それが滞ることで「痛みやしびれ」が起こるのです。
また、末梢神経内の血流が滞ると刺激信号が起こり、筋肉がその信号に反応して、硬く緊張してしまい、持続的な肩こりや腰の緊張に繋がります。
だからこそ、末梢神経の流れを良くしてあげることがとても重要です。
「身体を動かしましょう」または、「姿勢を整えましょう」とよく聞きますが、それは末梢神経の血流の偏りをなくすために大切なのです。
筋肉や筋膜は脳に直接つながりません。
唯一、脳につながる「末梢神経」にフォーカスすることでこそ、根本的にお悩みが解決する可能性が高くなります。